圧力設備診断技術者レベル2のBOK
2021年7月28日 15時58分 [事務局]圧力設備診断技術者認証のBOK(レベル2)
分野専門知識,技術
1設備診断と保全のスマート化
2リスクベース保全技術
3材料の破壊と損傷
4解析による設計
5供用中検査
6供用適性評価
7溶接補修と更新
8シーリング技術
9配管系の耐震診断
圧力設備診断技術者(レベル2)
(1) 設備診断と保全のスマート化
圧力設備等の診断と保全プログラムの策定に関する専門知識。
① 設備診断の目的と専門知識の体系
② 時間基準保全(TBM)と状態基準保全(CBM)
③ 保全プログラムと設備診断技術
(2) リスクベース保全技術
圧力設備等のリスクベース保全技術に関する専門知識。
① 設備保全へのリスクの導入背景
② リスクベース保全の手法と技術
③ リスクベース保全技術の適用事例
(3) 材料の破壊と損傷
圧力設備等の破壊と損傷に関する専門知識。
① 破壊のメカニズムとプロセス
② 非時間依存形破壊と時間依存形破壊
③ 機器の寿命予測
④ 疲労破壊,クリープ破壊,応力腐食割れ,エロージョン/コロージョン
(4) 解析による設計
圧力設備等の解析による設計に関する専門知識。
① 応力解析(応力分類,応力分布,応力強さ,設計応力強さ)
② 強度解析(塑性崩壊,シェークダウン,ラチェット変形)
③ 破壊解析(疲労解析,クリープ解析,破断前漏洩解析,亀裂進展解析)
(5) 供用中検査
圧力設備等の供用中検査における非破壊検査に関する専門知識。
① 供用中検査の目的と位置付け
② き裂の検査
③ 腐食減肉の検査
④ 脆化と劣化の検査
⑤ 機器分類と適用事例
(6) 供用適性評価
圧力設備等の供用適性評価に関する専門知識。
① 圧力容器のき裂状欠陥評価方法―第1段階評価の概要と例題
② 圧力容器のき裂状欠陥評価方法―第2段階評価の概要と例題
③ 減肉評価方法の概要と事例
(7) 溶接補修と更新
圧力設備等の溶接補修と更新に関する専門知識。
① 溶接技術
② 設備診断における補修,改造,更新
③ 溶接補修
④ 溶接補修の事例
(8) シーリング技術
圧力設備等のフランジガスケット締結体のシーリング技術に関する専門知識。
① フランジガスケット締結体の設計
② ガスケットの選択
③ タイトネスパラメータと新ガスケット係数
④ ボルト締結技術
(9) 配管系の耐震診断
圧力設備等のうちで,特に配管系の耐震診断に関する専門知識。
① 配管系の耐震設計基準
② 配管のエネルギー吸収能力と変位吸収能力
③ 配管系の耐震診断
④ 配管系の地震による影響の軽減事例