東京大学生産技術研究所主催 学術講演会「カーボンニュートラルのセイフティバランス」
この学術講演会は終了致しました。ご参加いただき、誠にありがとうございました。
主催:東京大学 生産技術研究所
協賛:一般財団法人生産技術研究奨励会
後援:東京大学 工学系研究科
開催日:2021年7月20日(火)13:00~17:00
開催方法:オンライン開催(Zoomウエビナーを使用)
開催主旨:
2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、推進役となるのが水素技術である。水素サプライチェーンの安全と安心にかかわる課題を明らかにするため、本学術講演会を実施する。燃料電池自動車が先導役となり高圧水素インフラが整備されつつあるが、目標とする水素量を調達し供給するためには液化水素を媒体とするサプライチェーンの構築が必要である。高圧水素にせよ液化水素にせよ、供給と利用に関しては十分な安全性の確保と、安心感を伴う社会的同意形成が必須となる。先行して行われている燃料電池自動車を中心とした高圧水素に関する安全技術を紹介し、今後顕在化するであろう液化水素に関する課題を整理し、社会的同意形成に向けて公開の場で議論を行う。 プログラム:
13:00~13:10 開会挨拶 岡部 徹/東京大学 生産技術研究所 所長
13:10~13:40 (1) カーボンニュートラル社会の実現の実現に向けた高圧ガス保安の取組状況について
佐藤 孝一/経済産業省 高圧ガス保安室
講演概要:カーボンニュートラル社会の実現のためには、水素関連技術が重要な役割を担うこととなる。水素関連技術の活用推進の観点から、安全性を確認できたものについては、高圧ガス保安法の規制緩和等の対応を行ってきているところである。燃料電池自動車関連の対応状況を中心に取り組みの現状を紹介する。
13:40~14:10 (2) 水素の燃焼・爆発潜在危険性と安全な利用に向けて 土橋 律/東京大学
講演概要:水素はカーボンフリーのエネルギーキャリアとして期待されているが、可燃性ガスであるため燃焼・爆発の危険性を有する。水素の燃焼・爆発のリスクを、燃焼しやすさの特性(燃焼濃度限界、最小着火エネルギーなど)および燃焼の激しさの特性(燃焼速度、エネルギー放出速度など)から考えると、他の可燃性ガスであるLPガスやメタンと比較して、水素はいずれの特性からもより高いリスクにつながる性質を有している。このような水素の性質と安全の確保について概要を説明する。
14:10~14:20 休憩
14:20~14:50 (3) 液体水素のエネルギーキャリア特性と安全性 アズィッズ ムハンマド/東京大学
講演概要:液体水素は他の水素貯蔵媒体と比較し、水素貯蔵密度が非常に高く、利用側には高純度の水素が容易に得られる。しかしながら、貯蔵・輸送中には様々な課題が残されており、長期的な水素貯蔵としてそれらの課題の解決が必須である。また、貯蔵・輸送における安全性についても明確にする必要がある。
14:50~15:20 (4)液体水素大型貯槽の必要性と安全性 川畑 友弥/東京大学
講演概要:液化水素貯槽は水素社会成立のためのベースインフラとなると考えられている。しかし、現在世界最大の液体水素貯槽容器はおよそ3000m3程度に留まり、水素を本格的にエネルギーキャリアとして据えるためには、貯槽構造物飛躍的な大型化と多数設置が急務である。現実的な大型化の選択肢は、LNGタンク分野で高い安全性と経済性から既に世界標準の地位を得た平底円筒型以外にないと考えられ、満液の平底円筒貯槽構造の地震時変形の把握とそれに耐える材料の選定が必要である。本講演ではLNGタンクの歴史を紐解きながら液体水素貯槽用材料としての必要要件を明らかにする。
15:20~15:30 休憩
15:30~16:00 (5)水素スタンドの社会総合リスクアセスメント 渋谷 忠弘/横浜国立大学
講演概要:水素スタンドを社会へ実装するためには、社会への影響を適切に考慮したリスクアセスメントが不可欠である。本講演では高圧水素スタンド及び液体水素スタンドのリスクアセスメント事例について紹介し、社会実装に必要な要件を整理する。
16:00~16:30 (6)燃料電池自動車用高圧水素タンクの安全性 吉川 暢宏/東京大学
講演概要:燃料電池自動車用高圧水素タンクは70MPaという超高圧で運用されるため、長期信頼性に関する厳しい設計確認試験が課されている。世界統一基準として示されている安全確保の要件について紹介し、2050年に向けたタンク開発の方向性と法規制のバランスについて解説する。
16:30~17:00 総合討論
17:00 閉会挨拶
定員:1,000名(申し込み先着順)
《申し込み締め切りを延長しました!!》
申し込締め切り:7月18日(日)(定員になり次第締め切ります)
聴講料:無料
《申し込み方法》
① 初めに、こちらから参加申し込みをお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSczN_vTZwa6XKjW86TeYGXy18l8_oxVUiCb0N-l6_T1airwlw/viewform?usp=sf_link
こちらのQRコードもご利用いただけます。

② 申し込み後、「確認メッセージ」と、Zoom ウエビナーへのご登録のURLが表示されますので、そのURLをクリックし、続けて登録をお願いします。
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② 申し込み後、「確認メッセージ」と、Zoom ウエビナーへのご登録のURLが表示されますので、そのURLをクリックし、続けて登録をお願いします。
③ 登録完了後、登録されたアドレスへ、参加リンクが届きます。学術講演当日は、その参加リンクからご参加ください。
※開催日の1週間前と、前日に、リマインダーメールが届き、そのメールにも参加リンクが記載され、そこからも参加できます。
※開催日の1週間前と、前日に、リマインダーメールが届き、そのメールにも参加リンクが記載され、そこからも参加できます。
《当日の参加方法》
開始時刻前に、案内メール、又は、リマインダーメールの参加リンクからご参加ください。
申し込み・参加方法の詳細は、こちらからご確認ください。→申し込み 参加方法 ご案内.pdf
《お申込の際の注意事項》
◆ 本講演会はZoomを利用してオンラインで開催いたします。
◆ 参加者お一人ずつ、個人単位でお申込み下さい。
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◆ ホームページ、お申込へのアクセスが集中しますと、繋がりづらくなる可能性がございます。万が一繋がりづらい場合は、しばらく時間をおいてから再びアクセスしていただきますよう、お願い申し上げます。
◆ オンラインセミナーの参加リンクは、他の方にシェアしないようにしてください。
※ オンラインセミナーの視聴定員には上限がありますので、すでにお申込みしていた方が視聴できなくなってしまいます。
◆ 視聴の際は、1デバイスでの視聴をお願いします。
※ ZOOMはPCやスマートフォン、タブレットなど複数のデバイスで視聴できますが、視聴定員には上限がありますので、1デバイスでのご参加をお願いします。
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◆ 申し込み締め切り後、開催日の1週間前までに、視聴用のURLをお送りいたします。
◆ 遠隔参加のための技術的なサポートはできませんので,ご了承下さい。
◆ 参加者による,講習会の静止画/動画撮影,録音は禁止です。「レコーディング」ボタンで録音するこ
◆ 遠隔参加のための技術的なサポートはできませんので,ご了承下さい。
◆ 参加者による,講習会の静止画/動画撮影,録音は禁止です。「レコーディング」ボタンで録音するこ
とは法律で禁止されています。
◆ 当日の発表の音声,スライドの著作権は発表者に帰属します。
◆ 当日の視聴に必要なもの
・視聴用のパソコン *必須
・イヤホンまたはスピーカー(PCに内蔵されているもので構いません)*必須
・有線または無線ブロードバンドのインターネット接続 *必須
◆ 必ず前日までに機材の事前準備と動作確認をした上でご参加下さい。
Zoomのシステム要件
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問い合わせ先
運営事務局:(一社)日本高圧力技術協会
E-mail :cneutral@hpij.org