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技術災害と自然災害が絶えない現状において、産業分野におけるリスクアセスメント(リスクマネジメントを構成する分野)の重要性と有用性は、広く受け入れられつつあります。リスクアセスメントの目的は、ハザード(危険源)を同定し、リスクの低減を図ることにあります。(一社)日本高圧力技術協会はメンテナンスにいち早く、リスクアセスメントを導入し、リスクベースメンテナンス規格を制定し、さらにリスクマネジメント技術者認証を実施して参りました。産業分野における技術の主は、設計と製造(運転)であり、メンテナンス(保全)は、従と考えられます。しかし、設計と製造(運転)を対象として、リスクアセスメントの適用は、広く受け入れられておりません。
平成25年5月にJIS B 9700:2013「機械類の安全性-設計のための一般原則-リスクアセスメント及びリスク低減」(ISO12100)が制定され、これを機会に、産業分野の多くにおいて設計と製造(運転)を対象としたリスクアセスメントの規格の制定と実践が、飛躍的に進行することが期待されています。
一方では、最近、わずか10ヶ月の間にコンビナート(高圧ガス、危険物)における爆発死亡事故が3件発生しました。3件の事故調査において、運転のリスクアセスメントの実行と対応がなかったことが指摘されています。
このような現状を踏まえて、「リスクアセスメントの規格と実践」のセミナーを開催し、産業界にリスクアセスメントの技術情報を提供することとしました。多くの方にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。パンフレットはこちらです→ リスクアセスメントの規格と実践.doc/
リスクアセスメントの規格と実践.pdf