詳しくはこちらをご覧ください
9:30
~
11:00
「東日本大震災を踏まえた高圧ガス施設等の地震・津波対策」
小林 英男 (横浜国立大学)
平成23年の高圧ガス事故統計を解析した結果、東日本大震災における高圧ガス事故が約20%を占め、そのほとんどが製造事業所の事故であり、そのうちで冷凍則適用の製造事業所の事故が大半を占めることを示す。さらに、総合資源エネルギー調査会高圧ガス部会におけるアンケート等による調査結果を加えて、高圧ガス設備の地震対策と津波対策について、具体的な対策の方針と実行の進捗状況を示す。
11:10
12:10
「神奈川の石油コンビナートにおける東日本大震災の被害状況と今後の取組」
加藤 洋 (神奈川県安全防災局危機管理部)
神奈川の石油コンビナートは全国有数の石油コンビナートとして発展してきたが、首都高速道路や羽田空港にも近く、人口密集地域に隣接していることから、徹底した防災対策が求められている。東日本大震災の被害状況と併せ、平成24年4月に修正した「神奈川県石油コンビナート等防災計画」の概要及び今後の取組を紹介する。
13:00 ~
14:00
「東日本大震災による当社製油所の被災状況と復旧」
宮越 一市 (JX日鉱日石エネルギー㈱ )
東日本大震災により被害を受けた当社(JX日鉱日石エネルギー)製油所の被災状況と復旧に
ついて報告するとともに、今後の地震・津波対策について概要を紹介する。
14:10 ~
15:10
「東日本大震災による都市ガス製造設備の被害状況と今後の地震・津波対策」
土井 純二 ((一社)日本ガス協会)
先の東日本大震災では、都市ガス製造設備の地震による被害はほとんど見られなかったものの、一部の製造所では津波による被害を受け、都市ガス製造の停止を余儀なくされた。本講演では、これらの被害状況・復旧状況について報告するとともに、都市ガス製造設備に関する今後の地震・津波対策の概要について紹介する。
15:20 ~
16:20
「東北地方太平洋沖地震と兵庫県南部地震の教訓」
稲葉 忠 ((有)プラント地震防災アソシエイツ)
我々は1995年に直下型の兵庫県南部地震を、2011年に海溝型の東北地方太平洋沖地震を経験した。近い将来に起こると予想される東海・東南海・南海地震は、直下型と海溝型の特徴を併せ持つものと予想されている。ここでは、コンビナートにおける2つの大地震の被害経験から教訓を得て、来るべき次の大地震に備えることを考えたい。